6寸勾配の平屋
シンプルな大屋根の外観が青空に映える平屋住宅。外観からは一切解りませんが実は「土壁」の家でも有ります。昨今は「高機能・高性能住宅」が大きく幅を利かせていますが、本来の家づくりに立ち戻るべく手法・工法・素材選びで完成した正真正銘の「無垢の家」です。施工途中の様子なども載せますので、工法のご理解も出来るかと思います。是非ご覧下さい。
6寸勾配の平屋(外部編)
人々に長く受け入れられてきた素材にはやはり良い物が多く、近代建築にも合うものが多いのも事実です。ここに挙げた「洗い出し・焼き板・漆喰」などはその代表のような物です。
焼き板の外観の下にはこのような美しい骨組みが隠されています。木造建築ならではの光景です。細かいところまでは解りにくいと思いますが、「茶色い紙の巻いてある柱」は化粧柱。その他壁の中に隠れてしまう柱も「桧」を使っています。集成材は一切使っていません。通常使用される床や屋根下地のコンパネも今回は採用していませんので、有害物質の放出は略無いと考えて良いでしょう。
南面の一間半の大開口は木製サッシ、網戸と内障子も造作しています。ウッドデッキがLDKとの一体感を作ります。印象的な薪ストーブの煙突は焼き板を巻いて仕上ています。