こんにちは永瀬です。先日ある飲食店で見ず知らずのご夫婦とお会いしたときの話。
「このお店の間口何間かなあ?」「玄関どれくらいの広さだっけ?」などの会話が聞こえてきました。
たまたまお店のマスターが簡単に僕を紹介したのでスケールを使ってご説明。
ここでお会いしたのも何かの縁。そのままお話をお聞きすることに。
最初にも書きましたが1間は何メートルの話からキッチンの高さの話、洗濯物は何処に干したいか・・・・
などなど。まるでヒアリング状態。
とはいえ某社さんでまもなく契約を控えた方。あまりちゃちゃ入れたら良くないかと思い程々に。
ですが聞けば聞くほどその会社さんの説明の足りなさが・・・・・・
聞き慣れない建築用語とか実際の部屋のスケール感は一般の人にはなかなか理解するには難しい
と思います。なるべく解りやすく説明するのも建てる側の責任だと思います。
数時間お話しましたが、最後に永瀬さんと早く出会っとけば良かったとおっしゃっていただきました。
ご相談の報酬の一言でした。
なにはともあれ無事にマイホームが完成することを願っております。
「岡山無垢の家.COM」https://okayama-mukunoie.com/
意匠部 永瀬です、今回は加工場に行って見ました。建てる前の大事な準備、木材の加工です。
この加工の工程は、今頃の木造住宅であれば「プレカット」と言って、機械化した工場で全て行われ、
各現場に搬入されます。大幅なコストダウンにもつながり今ではこの方式が主流になっています。
ですが今回はオール手仕事!!前回申し上げたとおり「墨付け」から始まります。
これは「柱」です。柱を立てる位置を示す縦番「いろはに・・・」と横番「一二三・・・」が書かれています。
どんな風な加工するかも見てとれます。これを全ての構造材に施すわけですから、膨大な手間と技術が
掛かる訳です。ではなぜわざわざこんなことするの?と思う方も居るでしょう。
実際はどちらの方式でも適する加工を選んだら良いのですが・・・・
ですが手刻みの良いところを挙げておきましょう。
1.一本一本を見ながら加工するので木の癖が把握でき、微妙な加工が出来る事で、しっかりとした仕口・継手が
出来るので、しっかりした骨組みが完成します。
2.機械では出来ない加工が出来る。(プレカットでは均一化を図る為、あまり複雑な物は出来ません)
3.何百年も日本の木造建築で培われた技や知恵、工夫がある。
金輪継ぎ(強度の高い継手です)
リビングに登場する「梁丸太」。自転車と比べたら大変な太さです。
ただいま必死に加工を進めています。(勢いあまって後ろのアスファルトを破壊したわけではありませんので)
因みに申請も・・・・・もう暫く準備にかかりますが、もう少し待っていてください。
意匠部 永瀬です。暫くぶりの「無垢の家」ストーリー始まります。
場所は総社市某邸。合板などは一切使わない完全無垢の家、しかもかなりの「手仕事」の多さ・・・・
今回の最大の特徴は、「手刻み」「土壁」「室内の大空間」などなど。
ですのでかなり腕を問われます。
今日も当社社長が自ら工場で「墨付け」を行っています。(その様子は次回写真で)
上の写真は打合せの様子。(事前の決め事は怠り無く。)
工事の流れに沿って出来るだけ細かくご紹介していくつもりなので、今後ともお楽しみに。