ようやく着工に辿り着きました。「基礎工事」の前に行う工程の「地業工事」。
一見地味な工事ですがとても大事な工事の一つです。
写真は「砕石敷き」が終了したところ。
しっかり転圧して締め固めを行います。この工程をきちんとやらないと後に建物の重さで地盤に負荷がかかり基礎の沈下を招く恐れがあります。
因みに手前の離れ小島のような部分が入口になります。
これからこの上に「防湿シート」を敷きつめ本格的に基礎工事が始まります。
先日終わった地鎮祭。着工までは少し時間がありますが、久しぶりに「無垢の家ストーリー」を始めようかと思います。
外観はシンプルですが、室内は吹き抜けのあるリビング。リビングを見下ろすタタミのごろ寝スペースなど盛だくさん。
タイトルの「大きな木」はまたおいおい説明しようかと思います。
今回の室内の壁はほぼ「漆喰塗り」。
漆喰とは消石灰を主成分とする塗り壁材です、空気中の二酸化炭素を吸収しながら硬化する材料で、
ホルムアルデヒドの吸着分解の機能があります。
ビリーブの使用している「珪藻土」程では有りませんが、吸放出性にも優れた天然の素材です。
壁の塗り方と言うのも様々で、昨今は自然な鏝ムラを残すような塗り方を良く見ます。
外壁にこのような塗り方を施すと、凹凸がありますので埃や汚れが溜まり、より凹凸が激しく見えるのですが、
ヨーロッパでは汚れもまた良しと言う「経年変化」を楽しむという気質があります。
文化の違いでしょうね。
話は横道にそれましたが、今回は「フラットな仕上げ」で塗ります。
因みに「珪藻土」は少しラフに塗り上げた方が表面積が増えますので、吸放質性能をより上げる事が出来ます。
来月完成予定です。見学会はまたお知らせいたします。