ビリーブの提案する住まいにはほとんどといってよいほど「デッキ」が付いています。
内と外の空間をあえてあいまいにすることでより解放感や広さ、庭の木や自然を取り入れるというのが
答えなんです。
実際デッキの使用頻度は季節の良い時でしょうから年に数回あるかないかだと思います。
ただある方がおっしゃるには、
「無駄な空間ほど色あせない」と・・・・
一見無駄なものは逆に「ゆとり」に解釈できるわけで、ちょっとした心の贅沢でもあり
毎日の生活の潤いになると僕は理解しています。
僕が図面に理解しがたい空間を書いてましたら、「これだな」と思ってください。
細かい話は工事が始まってから・・・・よく言うセリフでもありよく聞くセリフでもあります。
本来は考えうる範囲で図面段階で決めておいたほうがよりスムースなのは
間違え有りません。
たとえば「玄関の段差」
何も言わなければ20センチ以上の段差になります(階段一段分強)
ここは15センチ。
細かいですが打ち合わせの段階でちゃんと希望を聞いて再現することでより満足度の高い
ものになります。
1階にアルミサッシをズラズラっと取りつけていますが、通常で言ったら高さ2メートル。
これは2メートル20センチ。
より解放感が出て、庭木も生きるってもんです。
せっかくの注文住宅ですよりよい提案を今後もしていきたいものです。
現場も終盤に差し掛かると、造作物が目につき始めます。
ハウスメーカーさんやパワービルダーと言われる会社さんではほとんど既製品を
使うので、あまり手作りのものを現場で見る事はありません。
ましてや「削る」という行為は現場であまり見る事もないでしょう。
万が一建具の寸法が合わなくて既製品の建具を削るわけにもいけませんし・・・・・
ビリーブでは素材から考えるのでおのずと手作業が増え、各職人さんたちの技量が
試されるのです。
一番上の写真は何の変哲もない「TVラック」ですが、よくみると角にはテーパーが取ってあり
実は上から見るとすごく薄くて華奢に見えます。
建具、家具、左官、もちろん大工。「手仕事」が多い分、造り手にも愛着の
湧く家づくりができるわけです。