今回の室内の壁はほぼ「漆喰塗り」。
漆喰とは消石灰を主成分とする塗り壁材です、空気中の二酸化炭素を吸収しながら硬化する材料で、
ホルムアルデヒドの吸着分解の機能があります。
ビリーブの使用している「珪藻土」程では有りませんが、吸放出性にも優れた天然の素材です。
壁の塗り方と言うのも様々で、昨今は自然な鏝ムラを残すような塗り方を良く見ます。
外壁にこのような塗り方を施すと、凹凸がありますので埃や汚れが溜まり、より凹凸が激しく見えるのですが、
ヨーロッパでは汚れもまた良しと言う「経年変化」を楽しむという気質があります。
文化の違いでしょうね。
話は横道にそれましたが、今回は「フラットな仕上げ」で塗ります。
因みに「珪藻土」は少しラフに塗り上げた方が表面積が増えますので、吸放質性能をより上げる事が出来ます。
来月完成予定です。見学会はまたお知らせいたします。
足場が外れ、内部は仕上げ一歩手前と言ったところでしょうか。
今回は間取りのポイントを少し、
まず玄関に隣接したシューズクローゼット。
シューズクローゼットと書きましたが、小さな土間収納のような感覚です。有ると非常に便利。
続いてこちら。
和室側からリビングを見たところですが、1m80cm程の壁。
リビング側にテレビが設置されます。
写真手前側は開放的な廊下の役割になります。
続いて本棚。
写真が暗くて申し訳ありません。
これは階段を上がった正面の廊下の壁に埋め込んだ本棚です。
スペースの有効活用です。
まだまだ紹介したいところですが今日はこれまで。
今回は外壁に「本焼板」を施工します。
日本の伝統的な外壁材ですが、最近の家にはあまり好んで張る方はいないように思えます。やはり触ったら黒く色がつくのが嫌だからかもしれませんね。
只、あの炭には意味があるのです。
木材を炭化させると表面が保護されるため、塗装しなくても腐りにくく、虫害の被害を防いだりする機能が働くほか、メンテナンスは長期間不要になるという利点があるのです。
モダンな住宅にもマッチする素材なので、チャレンジしてみては。