ご覧になってお分かりの方も居ると思いますが、「梁」を黒く塗っています。
なんと施主様自ら。少し僕も手伝いましたが・・・・
おもに「リビングはバリ風」とのこと。今回は床もかなり濃い色。
確かにそういうインテリアに「ウォータヒヤシンス」の家具などはよく似合うし、どっしりとシックな空間には
なります。
だいぶ「和」も入ってる気もしないでもないが・・・・・・
今回は使用している材料の事を。
家によって様々ですが、ご承知の通り当社では「無垢材」をお勧めしています。
お客様のイメージした空間によりますが、今回は何時も通りの「唐松無垢板」ではなく
「クルミの床材」(塗装品)を使いました。
サンプルなのでとても短いですが実際は1m82cm。
ただ幅はこのままなので大工さんは貼るのに非常に苦労します。
この数年色で言うとこの「ウォールナット色」が人気があり、他の建材を白にしてコントラストの強い
シャープな空間を好む方が多いようです。
次に軒天井。あまり普通に気にしない箇所かもしれませんが今回はこんな工夫を。
何だと思いますか?
「ケンパス」というマメ科の広葉樹の「フローリング」を天井に意匠として貼っています。
独特の赤褐色の色で高級感があります。家具などにも良く使われる材料です。
フローリングだからと言って床だけに使わずこのような工夫もできます。
最後にこのようなものも。
「階段手すり」とは違いますが、言ってみるのであれば「オブジェ」でしょうか・・・・
社長オリジナルです。
樹種は「トチ」木肌は綿密で加工もしやすいのですが、乾燥が不十分だと狂いやすい木です。
なるべく元の形を生かして使っていて、表面の「ちょうながけ」(筋がたくさん入っている部分)
も社長自らの手作業です。
そうなんです、今回の物件は社長自ら大工として現場に入っています。
今日は「上棟」をお伝えします。
冬場の上棟はまだ薄暗い時から準備になります。
事前に基礎や土台は済んでいますので、ここからのスタートになります。
まず四方にお酒とお米でお清めです。
まず1階の柱を建てます。
今回は「杉」
全て「岡山県産材」です。補助金制度もあります。まさに「地産地消」
黒い木材がありますが、これは梁です。施主の奥様と娘さんや息子さん総出で塗って頂きました。
大変でしたが・・・・・・
ちなみに自然塗料なので体にも環境にも優しい材料です。
このように組まれるのですが、今回の目玉がこれ
「杉の丸太梁」です。
リビングの中心に存在感のある梁が組まれます。
何時も通り昼頃には1階は完了し、順調に2階の作業に移ります。
手前の「ステージ」のようになった部分が「バルコニーです」
タイトルにもある「16帖」です。
途中にわか雨などありましたが、事故なく夕方には終了しました。
高性能+木の映える家になります。続きはまた、写真多めでお送りいたしました。