基礎も終わればようやく大工さんの出番。「木造軸組み工法」の主役です。

この写真は「上棟」時の写真ですが、事前に「土台」だけは敷いておきます。

最近の工法ですと、この上に24もしくは28㎜の構造用鋼板を敷いた上で上棟するところが多く

見受けられますが、今回は「根太工法」を採用していますので土台のみの状態になります。

その「上棟」は8月8日のかなり暑い時期でした。

まずは1階から。柱から始まり梁や桁を組んでいきます。集成材は一切なし、オール無垢材です。

これはまあ左はうちの社長でして・・・・現役でございます。右は業者会で知り合った山田さん。

応援に来てもらいました。

通常上棟には8~10人ほどで一気に仕上げます。それはもう壮観です。

酷暑の中いつもより多めの休憩をはさみながらも夕方には屋根の垂木までは進みました。

ようやっと形が見えてこちらもほっと一安心です。ですがここからが・・・・・・・

まずは写真

ベースを造り、鉄筋を組み、途中検査が入り、型枠を組んで、コンクリートを打設。

養生後に型枠を外して完成です。

今年は猛暑でしたのでコンクリートが思った以上に早く固まりだすので苦労したところです。

あまり急激に乾燥することは決してよくありません。

コンクリートは水と結合します。

セメントが水と結合して結晶化していき、まわりの砂利など(粗骨材)と砂(細骨材)をまきこみ

固まっていきます。

セメントと水が結晶化した物はガラスと同じ成分なので、硬く・強く・水をはじきます。

ややこしいことを書きましたが、適度な水分(水)はコンクリートの強度を発揮させるためには

必要なことで、「水中養生」なんていうコンクリートを打った後に水をかけながら養生をする方法もあるくらいです。

さてまず何をするかと言うと「遣り方」

遣り方とは、工事に先立ち、貫や杭などで土工面や構造物の位置を表示し施工の目安にすることをいいます。

かなり地味な作業ではありますがまずはこれが無いと話が始りません。

正確な位置に建物を建てるためには無くてはならない工事なのです。

次に「地盤改良工事」これは先に「地盤調査」をした結果によりするかしないか、どんな方法で

するかが決まります。

まず事前の調査

あらかじめ調査ポイントを決め調査します。

一般住宅では「スエーデン式サウンディング方式」というやり方で調査が行われます。

簡単に説明すると上の機械にセットされた「鉄の棒」を地中深く差しこんで入り具合や音で

地面の中がどのようになっているのか判断します。

下の写真は「コングロエンジニアリング」の藤井さん。撮ってほしそうでしたので撮ってあげました。

調査から改良工事までされている会社の方です。

順番が前後しましたが、この結果を受けて、「遣り方」後に「地盤改良工事」を行います。

今回は「柱状改良工事」緩い地盤というわけではないですが若干弱いところが解りましたので

この施工になりました、

全国的に見ても地盤が弱い所の多い岡山県ですし、一般に建物と、建物の下は保証は別です。

ぜひご注意を。

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