意匠部永瀬です。更新が遅くなりましたが9日は「上棟」の日。
まずは四方を清めます。手前に見えているのは「梁丸太」やっぱり迫力が違います。
非力ながら私も手伝いをするわけで・・・・・あまり役には立ちませんが。邪魔しない程度に。
この日は午前中にはちらちらと雪が舞い、休憩が終わると強風、ですが作業は順調。
途中途中写真を撮っている訳で、中でもこれ。先ほどの「梁丸太」を組むところです。
勾配天井の上実は大半がロフトなので、大空間にきっと映えることでしょう。
もう一つの特徴は「手刻み」。先にもご紹介しましたが、今回の現場は「プレカット」は使っていません。
全て手作業、実は今頃は「手刻み」の出来る大工さんも少なくなってきています。
良し悪しは抜きにして全て既製品で家が建つ現代、「削ったり」する作業も無く、「インパクトドライバー」と
「丸鋸」と「のみ」位で何とかなる時代。
大工さんに限らず他の業種でも作業の簡略化が図られ、確かな技術の伝承が疎かになっているのも事実。
まぁちょっと話がそれましたが、人間のする手刻みの場合には柱、梁など組む時にはすんなり組める事
も少ないので(コンピュータや機械では無いので)、その分組んだ時にはがっちりと丈夫な建物に仕上がります。
比較的雨男の気のあるビリーブ男子2名ですが、何とか雨も降らずに日没までには屋根垂木まで施工出来た
のでホッと一安心。これから真の「無垢の家」が出来上がるまで、お付き合い下さい。
遅くなりましたが、上棟おめでとうございます。
意匠部 永瀬です。なにやらモノ物々しい景色
基礎の型枠です。一般にはこのような「鋼製型枠」を使いますが、意匠性のある壁面や厚い壁面などを
作る際には自由度を考え「木製型枠」を使用することが多いです。
因みに今回も「平屋」なので基礎も広い範囲になります。極普通の総二階の建物に対して同じ床面積
を造ろうとすれば単純に基礎や屋根は倍に、これが平屋の割高の一面です。
話がそれましたが、これからコンクリートが打設され、養生期間を経た後型枠がはずされ基礎工事の完了
です。
手前の四角い型枠は、前回ご紹介しました御影石の束石が乗る部分です。
現場の敷地内に「干し柿」。寒くなってきましたねえ。
意匠部 永瀬です。これなんでしょう?
答えは「玄関の敷居」と「束石」です。
これらも今頃ではあまり見ない物なのかと思います。
両方とも素材は「御影石」。
敷居に関しては造作玄関建具の下に入るのですが、厚みは10cmもあります。ほとんど埋まってしまうのですが・・・
地盤改良工事の時にも触れましたが、石は腐食したり錆びたりしません。
自然素材の中でも非常に強い物。
コンクリートなどより断然長持ちするのです。
素材から家づくりをする僕らにとっては欠かせないアイテムなのです。