世代を繋ぐ木の家10
2019年4月26日

今回はあまり馴染みが無いであろう素材を紹介します。

まずこれのどこかと言いますと、正面に見える薄緑のボード。「耐水ボード」と言います。

芯の石膏ボードと両面の紙に防水処理を施しています。

外壁が木質系の素材(今回は焼板)の場合、火災などが起こった際に中の構造まで火が届かないようにするための被覆になります。

それと読んで字のごとく、水廻りの下地に利用されることも多くあります。

通常の石膏ボードと比べ、水分に漬けた場合、水がボードに染み込みにくいのが特徴です。

因みに12.5㎜の石膏ボードを240分水につけた場合、全吸収率は38.7%

同じ厚みの耐水ボードを同じ条件で水につけた場合は全吸収率は8.3%だそうです。(吉野石膏)

最後には隠れてしまうものですが、家には色々な素材が理由が有って使われているものなのです。

 

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