こんにちは永瀬です。いつも通う道にいつもと違う光景が有りました。
僕らも建て方の時に使うレッカー車が5台ほど陸橋の上にスタンバイしています。
数本ある送電線をレッカー車から降ろした重りの間に通し、送電線がぶれないように固定しています。
その先をみるとこんな光景が。
恐らく30mくらいの高さに人が3人。見ているだけで足がすくみます。
建て方で木造の骨組み状態で2階に上がるのでもちょっとぐらぐらするのに、こんなところで作業するなんて考えられません。
過去に5mほどの所から落ちた事が有るのでこれは間違いなく自分には出来ない仕事です。
比べ物にはなりませんが、うちの工事も高所作業は気をつけて取り組まなくては。
要望をお聞きしたり、ご提案したりの繰り返しで家が出来て行く訳で、業界では当たり前のことはあえて何も言わないのは良くない事かと・・・・
何が言いたいのかと言うと
例えばこれ。
奥に見える「掃き出しサッシ」は高さ2m、手前の「横すべり出し窓」は何も言わなければ一番高いところは横の掃き出しサッシに合わすのが普通です。
なんでこんな中途半端な高さにしたのかは、ソファーに座った時に外が見えやすいようにしたのと、窓のヘリに座る事が出来るようにしたという理由が有ります。
この玄関わきの「FIX窓」は外から見ると飾り窓で、窓台に花器などが置けるようになります。
窓一つですがあまり常識にとらわれず、柔軟に考える事が必要ではないかと思います。
どこかのCMでは無いですが、窓で語るのです。
瓦が葺き終わりました。
瓦は一般的な直線的ではなく、ときどきお見せしています「むくり」の形で葺いています。
屋根中央が膨らみ軒先に向かって勾配が急になります。よって雨水の切れは良くなりますが、主に視覚的な効果を狙ったものでは有ります。
丸みを帯びるので、全体にやさしい雰囲気になるのが特徴です。公家などが好んだとも言われています。
今回は平屋ではなく一部二階で両階共むくり屋根の形になります。
これから「アルミサッシ」が入り、外壁廻りの工事が始まります。