意匠部 永瀬です。大分以前に紹介したことがあるのですが、改めてご紹介します。
「つくり手十か条」
現場の見えるところに必ず設置しています。
今回の現場にも勿論設置いたします。もう少しで工事が始まりますのでお楽しみに。
「岡山無垢の家.COM」http://mukunoie.jeez.jp/
意匠部永瀬です、今日はこんなタイトルで。我社のお客様の大半が建て替えのお客様。
これが実はちょっと厄介なケースも・・・・新規分譲地であれば有る程度資料はありますし、なにより土地は
四角に近い。建てる側としては見やすい訳です。
ところが建て替えとなると調べ物や書類が増えます。まず既存の建物の解体工事に関する書類。
他に建物がある場合にはそれも図面に書き込む(確認番号も必要)。
同じ土地に母屋などある場合の敷地の可分・不可分の問題、等々クリアするのに役所、法務局、水道局
など行ったりきたりになるのです。
因みに今回は水路の問題がありましたので別個に下水道課と市役所に別途申請など。
思った以上に準備が必要なんです。
総社や岡山市東区あたりでは「土器」などが土地から出る可能性も有るのでそう言った申請もあるくらいです。
資金計画書などに書いてある「申請手数料」とか「確認申請費用」なんていうのはこの一連の作業を指すんです。
なにはともあれただいま準備中、仕事は段取り八分なんて言いますからしっかり間違いのないようにしたいものです。
意匠部 永瀬です、今回は加工場に行って見ました。建てる前の大事な準備、木材の加工です。
この加工の工程は、今頃の木造住宅であれば「プレカット」と言って、機械化した工場で全て行われ、
各現場に搬入されます。大幅なコストダウンにもつながり今ではこの方式が主流になっています。
ですが今回はオール手仕事!!前回申し上げたとおり「墨付け」から始まります。
これは「柱」です。柱を立てる位置を示す縦番「いろはに・・・」と横番「一二三・・・」が書かれています。
どんな風な加工するかも見てとれます。これを全ての構造材に施すわけですから、膨大な手間と技術が
掛かる訳です。ではなぜわざわざこんなことするの?と思う方も居るでしょう。
実際はどちらの方式でも適する加工を選んだら良いのですが・・・・
ですが手刻みの良いところを挙げておきましょう。
1.一本一本を見ながら加工するので木の癖が把握でき、微妙な加工が出来る事で、しっかりとした仕口・継手が
出来るので、しっかりした骨組みが完成します。
2.機械では出来ない加工が出来る。(プレカットでは均一化を図る為、あまり複雑な物は出来ません)
3.何百年も日本の木造建築で培われた技や知恵、工夫がある。
金輪継ぎ(強度の高い継手です)
リビングに登場する「梁丸太」。自転車と比べたら大変な太さです。
ただいま必死に加工を進めています。(勢いあまって後ろのアスファルトを破壊したわけではありませんので)
因みに申請も・・・・・もう暫く準備にかかりますが、もう少し待っていてください。