意匠部永瀬です。今日は基礎が完成したら全く見えない物シリーズ。
鉄筋です。
無数の鉄筋だらけ。ピッチは20cm、昔の家に比べたら過剰なくらいかも知れませんが。
基礎は鉄筋コンクリート造ですから、鉄筋コンクリートの工事基準で造られます。
単純に言うと鉄筋の量が多く、なおかつコンクリートにちゃんと密着していれば、引っ張る力に対して強いことになります。
これだけで日が暮れてしまうので、細かくはまた機会があればご説明します。
建物にとって非常に重要な箇所である鉄筋にはタイトルどおり検査が入ります。
写真奥に見えるのが検査員の方。図面通りか間違いはないか入念に検査します。
当然ですがこれをパスしないと先に進めませんので・・・・・
これから型枠を組んでコンクリートを打設するわけなんですが、ここでまたこの場でしか見ることのできない物。
鎮め物。土地の神様を鎮め、土地や建物が揺らぐことの無い様祈願した物です。
通常は地鎮祭の時に神主さんからもらい、監督が埋めます。僕個人はお施主さんがしてもいいと思うんですけどね。
記念にもなりますし。
今日あたりは基礎工事の真っ最中。これからも安全に進めたいと思います。
意匠部 永瀬です、少し話を戻します。必ず必要な事と言えば「近隣への挨拶まわり」。
工事中は大きな音がしたり、大型車の出入もあります。
特に工事前半は大型車両が比較的多い為、現場サイドも特に注意を払います。
「ご近所の事なのでお互い様です」なんておっしゃってくださる近隣の方がほとんどですが、
中には良く思ってくれない方もいらっしゃいます・・・・
いづれにしてもお客様の想いと、大事なお金を一旦預かる訳です。出来る限りトラブルなど無く
引渡しまで無事に工事を進めるためにも「挨拶まわり」は必要だなと考えています。
因みにうちの会社はこんな感じ
挨拶文と粗品とリーフレット。
個人的にはタオルじゃなくて入浴剤とか良いんじゃないかと。寒くなってきましたし。
意匠部 永瀬です。家の基礎をする前にやらなければいけない事があります。(地盤調査の結果如何ですが。)
「地盤改良工事」
岡山南部は特にですが、大方岡山市も倉敷市も地盤は弱いことで知られています。
今回の現場は検査の結果、比較的安定した地盤だそうですが、一部不均質な部分があるので
改良工事が行われることになりました。
改良工事の方法には、地面の中にセメントで柱を造る「柱状改良」や、鋼管杭を支持層まで打ち込む方法など
様々あります。
ですが今回採用したのは「ハイスピード工法」。セメントなどを使用しない「砕石」を使用する方法。
簡単に説明すると、地面の中に石の柱を造る方法。石の強さは広く知られてるように、腐ったり錆びたりしません。
大きな地震が来てもセメントの柱や鋼管杭には考えられるせん断力による折れは考えにくく、
十分締め固められた砕石の柱であれば揺れに追随して、柱自体の破壊は起こらないそうです。
そしてもう一つ何よりも無公害。天然の石なので有害物質が出ることも無く、住む人に悪影響を及ぼしません。
何だか宣伝みたいになってしまいましたが・・・・・・・
建物も「無垢材」ですが、建物の下まで「無垢材」になっている住まいです。
「岡山無垢の家.COM」http://mukunoie.jeez.jp/