こんにちは永瀬です。朝晩は幾分冷えますが、日中は暖かく事務所の外では鶯が鳴いています。
当社は展示場やショールームは今のところ無いので、事務所の壁を余った珪藻土でも塗って気分転換したいなと
思うこのごろです。春なので。
今日は「上棟」をお伝えします。
冬場の上棟はまだ薄暗い時から準備になります。
事前に基礎や土台は済んでいますので、ここからのスタートになります。
まず四方にお酒とお米でお清めです。
まず1階の柱を建てます。
今回は「杉」
全て「岡山県産材」です。補助金制度もあります。まさに「地産地消」
黒い木材がありますが、これは梁です。施主の奥様と娘さんや息子さん総出で塗って頂きました。
大変でしたが・・・・・・
ちなみに自然塗料なので体にも環境にも優しい材料です。
このように組まれるのですが、今回の目玉がこれ
「杉の丸太梁」です。
リビングの中心に存在感のある梁が組まれます。
何時も通り昼頃には1階は完了し、順調に2階の作業に移ります。
手前の「ステージ」のようになった部分が「バルコニーです」
タイトルにもある「16帖」です。
途中にわか雨などありましたが、事故なく夕方には終了しました。
高性能+木の映える家になります。続きはまた、写真多めでお送りいたしました。
名称はご存知の方もいらっしゃると思いますが、今回ご紹介していく住まいは
「長期優良住宅」です。
必要な条件としては
1.耐震性
2.耐久性能(劣化対策)
3.維持管理、更新の容易性
4.住戸面積
5.省エネルギー性
6.居住環境
7.維持保全(維持保全管理・住宅履歴情報の整備)
があげられます。
たとえば「省エネルギー性」
必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。
なんて書かれていますが、今回はこのような断熱材を使用しています。
この白くてもこもこしたもの、ウレタンフォームのスプレー断熱です。
基準である省エネルギー等級4をクリアしながら、呼吸する材料でもあるので、内部結露を
抑える効果もあります。
結果長持ちする家にもなるわけです。
その他耐震性でいえば、耐震等級2以上。
等級1が建築基準法レベルなので、2はそれの1.25倍の建物強さが求められます。
おおよそですが等級1の建物に入る「筋交い」に比べ等級2の場合はそれの1.5倍ほどになるでしょう。
このように幾つもの基準があり綿密な計画を立て、いざ現場となるのです。